SEARCH
CLOSE
  • HOME
  • 日本にここだけ!?唯一無二の技術・・・
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c%e4%bc%81%e6%a5%ad%e8%aa%ac%e6%98%8e%e4%bc%9a%e3%83%bb%e9%9b%86%e5%90%88%e5%86%99%e7%9c%9f%e6%92%ae%e3%82%8a%e7%9b%b4%e3%81%97-005
文系・理系不問!全員未経験からスタートする技術開発職

日本にここだけ!?唯一無二の技術力を発展させるのは、あなたの思いつきカモしれない。

  • Facebookでシェア
  • LINEで送る
  • Pocketに保存

九州には、知る人ぞ知る、でも知らない人は全く知らないニッチな企業がたくさんあります。
今回お邪魔した滲透工業(シントウコウギョウ)さんもその内の1社。「拡散滲透技術」という金属の表面改質技術で業界をリードしている長崎の企業です。

久々に中途採用を開始するということで、取材に行くことになったのですが・・・
社名を聞いた時点で、頭が痛くなってきました。
「滲透」って何?「表面化工」って?全くわかりません!

混乱する文系のライターの私にもわかるように、今回は特別に工場見学の許可をいただきました。途中で製品を使った実験もあり・・・!?
それでは、レッツゴー!

長崎駅から車で30分、大村湾に面する広大な敷地にその建物はありました。
当日はあいにくの雪。かじかむ指でなんとか建物をカメラに収めることに成功。全貌は写しきれていませんが、ずーっと奥にも敷地が広がっています。なんと約8,300㎡だと言うから驚きです。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6095
写真右奥にも敷地が広がっています。左手奥は大村湾!

まずはご挨拶。

こんにちは〜。ライターのけい子と同行ディレクターのみち子です。今日はよろしくお願いします。

「いやー、待ってたよ!」
笑顔で対応してくださったのは、工場長の中尾さん。
入社9年目。御年57の物腰の柔らかいナイスガイです。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc5927
写真は苦手なのか、残念ながら笑顔が撮れませんでした。

早速ですが、御社ってなんの会社なんですか?

「創業当時はランスパイプの会社だったんだけど、カロライジング技術を応用して、金属の改質を行うようになった会社です。グループ会社ではその技術を・・・」

中尾さん、ストップ!ストップ!
全く意味がわかりません!!

「んー。説明が難しいなぁ。そうだ技術部の社員に説明させよう!こちらに来てください。」
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6087
研究室には社長を筆頭に技術のメンバーが5名。日夜研究に励んでいます。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6089
係員以外立入禁止の注意書きがある。
「奥が研究室、手前は電子顕微鏡室。研究室は外部の人は絶対NG!特許を含む、日本で唯一の技術を研究・開発しているところですからね。」

こちらです、という中尾さんの言葉に促され、おそるおそる電子顕微鏡室を開けると、川渕さん(32歳:入社4年目)が真剣な眼差しでPCの画面を覗き込んでいました。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6073
奥にある顕微鏡はなんと1億円。これで確認するんだとか。

ここからは川渕さんにバトンタッチ!

「ランスパイプとは製鉄所などで使われるパイプです。灼熱環境下で使われるものなので、耐熱に優れている金属でないといけませんが、普通の鉄ではちょっと頼りない。当社は鉄にアルミの成分を滲透させることで、熱に強く丈夫な鉄パイプの生産に成功しました。この滲透の技術は他の金属にも応用できることがわかり、今では様々な製品に当社の技術が用いられています。」

・・・スラスラ説明されているところ申し訳ないのですが、
鉄じゃ弱いのに、結局鉄のパイプ?・・・混乱してきました。

「よし、実験してみましょう。」

■実験1

用意するもの:チョークとインク
(1)チョークにインクを垂らします
(2)チョークを割ります
(3)チョークの中まで色が染みています
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8cimg_2125
100円ショップで購入した何の変哲も無いチョークです。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8cimg_2126
インクを数滴垂らして→3分→チョークを折ると・・・
「チョークが鉄、アルミをインクとすると、鉄にアルミを染み込ませたということです。チョークはチョークのままであるように、鉄は鉄のまま。化学変化などで、鉄を別の金属に変えたわけではなく、鉄に+αの機能を付与しただけです。それが拡散滲透技術です。」
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6075
改質されたかどうかは、顕微鏡で確認。この画面に結果が出るそうです。
「これを見てください。化工前のネジが左奥、化工後のネジが右奥です。それぞれを1050℃の炉内で20時間熱したもの、つまり曝熱後が手前のネジになります。」
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc5978
技術部メンバーも展示会でこのツールを使ってお客様に説明をします。
曝熱後のネジを見比べると違いは明らかでした。
無処理品はボロボロである一方、拡散滲透処理を施した方は変化がありません。

「この技術を使って、熱だけではなく摩擦にも強い製品も開発しています。ちょっと手を貸してもらえますか?」

よろこんで!!
笑顔のみち子がお手伝いをすることになりました。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6001
「昔から理科の実験とか大好きだったんです!」

■実験2

用意するもの:化工前と後の金属の板。及び、実験用の金属の棒。
(1)まず化工前の板に棒で傷をつけます。
(2)同じ力加減で、化工後の板に傷をつけます。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6014
たまに力を入れすぎて、怪我する人がいるので気をつけてくださいねと事前に注意を受けました。
「あれっ?けい子さん、不思議です。化工後の板に傷がつきません!」首をかしげるみち子。
本当だ。なぜ?
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6018
見えにくいかもしれませんが、右側が化工前、左側が化工後の金属です。
「炭素鋼とステンレス鋼にそれぞれクロムを拡散滲透させました。この処理をクロマイジングと呼んでいます。身近なところでは、自転車のチェーンの部品に使われているんですよ。」
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6038
チェーンとチェーンをつなぐ細いピンに化工がされています。
「難しい話はさておき、当社の技術を使えば、さまざまな金属に『硬い、熱に強い、くっつきにくい』など+αの価値をつけることが可能になるんです。例えば、硬さだけでいうと、鉄よりタングステン合金です。ただ工場の金属を全部タングステン合金にすると値段が膨れ上がる。また硬すぎる金属は成形が難しい。それなら、成形後の鉄に処理を施して強くすればよいのではないか、という発想ですね。コストメリットから当社を選ばれる企業さんは非常に多いです。」

なるほど。
ちょっとわかってきました。

「では実際に製品を作っている現場。製造部を案内しますよ。安全のためにヘルメットをかぶってください。」

いざ工場へ。おじゃましまーす!

%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6068
工場をリニューアル中とのこと。しかし、広い。
ずんずん奥へ進んで行く川渕さん。
途中何人もの製造部の方に親しげに声をかけられます。

「技術部は研究室で研究するだけじゃないんですよ。製造過程でトラブルが生じたら、原因を探りに現場に足を運ぶこともあります。1日数回は様子見がてら工場に行き、コミュニケーションをとっていると思います。」
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6039
ドキドキ!工場には企業秘密だらけですって!
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6061
川渕さんの視線の先にある部屋が今回の目的地。
そうこうしているうちに、工場奥に作られた小さな建物にたどり着きました。
温度湿度が管理された、拡散滲透が施される部屋です。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6049
中尾さんに付き添っていただき、今回は特別に中に入れてもらえました。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6057
企業秘密のため明かせませんが、温度と湿度管理はバッチリ!
部屋中央にある大きな機械からは・・・
おおっ!大量の小さな金属が吐き出されていきます。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6054
企業秘密のため、モザイク処理をしています。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6053
化工前後ではわずかに色が変わるのみ。
出来上がった製品は、世界が誇る自動車メーカーや日本最大級の製鉄所、焼却炉や発電所など様々な場所で用いられているんですって。「昔は日本のF1カーのエンジンにも、当社の技術が使われていたんだ」と、中尾さんも誇らしげでした。

工場から戻る途中、川渕さんがこっそり教えてくれました。
「実はいま、電化製品などこれまで弊社が進出していなかった分野で技術提供ができないかと、可能性を探っているところなんですよ。日々、トライアンドエラーばかりですが。」と。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc6031
自動車業界から依頼を受けて、新技術を開発中。3年目に突入します。

テストに2〜3年かかることなんて、普通のこと。

「実は納品のタイミングより、リピートをいただいた時の方が嬉しいんですよね。」
次に取材に応じてくださったのは、営業部の水本さん(35歳:入社6年目)。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc5944
担当エリアは主に山口〜関西・北陸。出張時にはご当地の食事を楽しんでいます!
営業がお客様から相談をいただくと、すぐに技術部に報告。まずはサンプルの金属片にどの金属を掛け合わせると効果が得られるのか、担当技術者は予測を立てながら実験を繰り返します。効果が得られることがわかれば、実際の製品に処理を施し、量産可能だと判断されれば契約、納品。数年後の部品を入れ替えるタイミングで「滲透工業さんの製品は長持ちしたからリピートしよう」という判断になります。

「最初の商談から時間が経ちすぎて、忘れていることもあるんですけど。報告したら、技術部のみんなも喜んでくれるし。やりがいを感じる瞬間ですよね。」

そんな水本さんの言葉を受けて、川渕さんも続けます。

「やりがいといえば、入社当時は経験もないから、言われたことをやるだけだったんですが、最近ではこういった素材を試したいと提案をすると、やってみれば?と言われることも多くなって。チャレンジできる環境なので本当にありがたいです。もちろん試みが成功した時や営業からリピートの報告を受けた時は、思わずガッツポーズ!技術者として面白みを感じています。」
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c_dsc5951
日頃のコミュニケーションが、よい発想につながることも。
昨年10月には二人で富山に営業にいったんだとか。
居酒屋で昆布〆を食べたのが、よい思い出だそうです。

「また3月に富山に行くので、川渕くんの分まで旬の名物を食べてくるね!」
「おっ!いいっすね!!」

二人の息はピッタリ!さすが普段タッグを組んでいるだけのことはありますね。

〜 まとめ 〜

たいへん貴重な経験をさせてもらいましたが、正しく理解できているのでしょうか。不安です。
うなだれていると、案内役の中尾さんがお土産です、とパンフレットを持ってきてくれました。
「多分、素人さんが見てもわからないと思うけど」という注釈付きで。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8cimg_2117
取引先のお客様(主に技術者)にお配りする資料。・・・難しい。
「ウチはかなり特殊な仕事であることは、間違いないんです。だからこそ必要とされているし、これからも技術革新をしていかなくてはならない。新しい発想、思いつきが必要なんです。そのための求人再開です。ウチの技術者は全員未経験入社。入社してから現場を体験したり、先輩の下で指示を受けたりしながら学びます。拡散滲透技術なんて、普通の人は知るはずもないですから!」

1日で理解できないからって心配しないで!と穏やかに笑う中尾さんを見ていると
私でも技術者として働けるような気さえしてきました。

「ウチはね、熱意さえあれば。仕事を楽しめる方なら、経験や専攻は不問だよ」だそうですよ。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c%e5%9b%b31
定期的に開かれる勉強会の様子。技術力を磨くには研究が欠かせません。
%e5%8a%a0%e5%b7%a5%e5%be%8c20171004-06-%e6%a9%9f%e6%a2%b0%e8%a6%81%e7%b4%a0%e5%b1%95-104
年に4〜5回ある展示会。営業・技術ともにお客様への説明に駆り出されます。
文系でも理系でも。
九州唯一の「拡散滲透」の技術を継承し、柔軟な発想で世界一の技術に昇華させる。そんな気概のある方は、ぜひ滲透工業へご応募を。
取材 :
Keiko
  • Facebookでシェア
  • LINEで送る
  • Pocketに保存

スマートフォンを横向きでご覧いただくと、より見易くなります。

募集情報

募集職種 技術開発職(技術営業としてお客様への説明なども行います)
雇用形態 正社員
仕事内容 「表面改質拡散滲透処理」を用いた研究・開発を行います。

<具体的には>
お客様の金属製品に当社の技術が応用できるか試作。
量産可能かどうかの検討(費用対効果なども含め検討)
※お客様への効果の説明や提案なども行います。

そのほか、当社の技術を活かせる新しい分野はないか、
応用できる製品はないかなど様々な可能性を探っていただきます。

主に研究室で開発を行いますが、
展示会や顧客への説明のために全国出張もあり。
製造部との連携強化、トラブル回避のため工場へ足を運ぶことも。

<研修・教育制度>
入社後は作業マニュアルを使用した約2週間の座学研修を通し、会社全体の概要を学びます。
その後、工場での現場研修を約3ヶ月間、研究室での研修を約1ヶ月間実施し、
製品の製造工程~技術開発・品質管理に至るまでの一連の流れを基礎から学んでいきます。
研修期間中は専任のトレーナーがしっかりとフォローを行い、
配属後はOJTを通して業務の流れを習得していきます。
給与 ・大学院卒   月給20万4000円
・大学卒     月給20万1000円
・短大/高専/専修学校/能開校卒    月給18万4000円
勤務地 長崎県西彼杵郡時津町久留里郷376-10
勤務時間 8時00分~17時00分
※残業は基本なし!定時になったら帰るように促されます。
※納期までに時間がないときは、やむなく残業も発生します。
休日・休暇 ・7~12日/月(月平均:8.9日)
・年間休日数:107日
◆年間休日107日の他、有給消化を行う「一斉休日」が「5日間/年」ある為「実質年間休日数:112日」です
◆育児休業取得実績あります
福利厚生 ・退職金制度(勤続3年以上)
・社内預金制度(金利:0.5%)
・各種慶弔制度
・永年勤続表彰制度
・定期健康診断
・資格取得支援制度
・育児休業取得実績あり
・親睦会(社員旅行、忘年会)
・昇給年1回
・賞与年2回(7月、12月/2017年度概算:約52万~84万円程度)
応募資格 ◆大学院・大学・短大・高専・専修学校・能開校を卒業された方を募集いたします
◆理系の学部を卒業された方歓迎!
◆普通自動車免許AT
◆入社後、必要に応じて各種資格取得や外部講習参加の機会がありますので、特殊な資格や免許をお持ちでない方でも大丈夫です!
◆マイカー通勤可能(駐車場無料)
◆入社時に必要な作業服・安全装具は支給いたします
◆業務に必要な資格取得費用、研修受講費用は全て会社が負担いたします
会社で取得が定められた資格・免許試験にかかる費用は勿論の事、新入社員のみならず勤続年数に関係なく、自ら手を挙げて申請し、会社が認めた業務に活かせる資格・免許試験や技能講習・外部講習受講に必要な費用は会社が全額負担いたします。また、会社で定められた資格に合格した場合は、報奨金の支給制度もあります!

<免許・資格試験例>
・エネルギー管理士
・技能検定 金属熱処理 1級・2級
・高圧ガス製造保安責任者試験
・甲種・乙種危険物取扱者試験  ・・・他

<技能講習・特別教育例>
・プレス機械作業主任者技能講習
・ガス溶接技能講習
・床上操作式クレーン運転技能講習
・有機溶剤作業主任者技能講習  ・・・他
応募方法 「応募する」ボタンよりご応募ください
選考プロセス 選考方法については、こちらからご連絡をいたしますので、少々お待ちください。

会社情報

会社・団体名 滲透工業株式会社
事業内容

アルミやクロム等の化学的性質を利用した、金属の表面改質処理

金属材料の機械的性質を殆ど劣化させる事なく、 材料表面に極めて密着性の良好な、
「耐高温酸化性」「耐食性」「耐摩耗性」に優れた合金層を提供するのが『金属拡散滲透法』です

具体的にはアルミやクロム・チタン等を高温でガス化させ、それらを金属材料内部へ拡散滲透させる事により、母材の持つ機能的性質、溶接性を劣化させる事なく、耐高温酸化性、耐熱性、耐摩耗性等の特性を向上させます。

設立年月日 1953年04月01日
資本金 6,000万円
代表者 代表取締役社長 西 亮
従業員数 151名(グループ総合)

連絡先

住所 〒 851-2107
長崎県西彼杵郡時津町久留里郷376-10
電話番号 095-882-063
担当者 中尾 信也
Eメール n.nakao@shinto-lance.co.jp
ウェブサイトURL http://www.shinto-lance.co.jp/menu/menu_j1.htm